第１３６回例会　２０１０年８月

壁の中の妖精

　あらすじ

　卵の行商に出かけた母の留守の夜、どこからか歌声が。
　マリアはその声に語りかけた。｢あなたは妖精？」妖精はマリアに「十二月の物語」の歌を教える。
　戦争が終わり村長だった夫マノーロも村へ帰って来た。が、共和派のマノーロは見つかったら殺される。自首するという夫に妻フリアーナは反対した。玄関脇の煉瓦でふさいだ隙間に隠す。
　マノーロの前村長は逮捕され銃殺され、絶望的になる夫を励まし、卵の行商を始める。留守中捜索隊に夫が捕まるのではないかという不安の中で、妊娠しマリアが生まれる。マノーロの戦友が訪ねて来てスペイン内戦で共に戦った思い出を語り「ワルシャワ労働歌」を歌い始める。壁の中で耐えきれず一緒に歌い出したマノーロ！　妖精が父だと分かってしまうと、「この事が知れたら父は殺される」とマリアに言に言い聞かせる母。マリアの結婚式の日マリアは一瞬家に駆け戻りウェディング姿を壁の中の父に見せる。１９３９年から３０年の年月が流れていく。

感想文集から
○　歌・踊り・セリフ・観客とのやりとり・・・・演劇のおもしろさがせべてつまっていました。そして何より、夫婦愛、親子の愛もしっかり伝わりました。ギターの生演奏も感動しました。今まで観た作品の中で一番にいい。　　もめんの会

○　「壁の中の妖精」は一人芝居で２３人の役ということで、とても楽しみにしていましたが、期待通りの作品でした。春風さんの演技力・歌声に本当に感動しました。パワーをいただきました。楽しい時間を過ごすことができました。　　　　　本庄中央

○　昨年の一人芝居の化粧に続き、今年のミュージカルそれぞれにすばらしく、心のそこから感動しました。仕掛けの影絵（インドネシアのワヤン）もすばらしくあっという間の２時間余りでした。歌って、踊って２３役の衣装替え、ピアノ・ギターの生演奏どれもすごかった。６５年以上戦争のない日本の平和をかみしめています。　　　　　　　ミント

○　「サークルのつどい」で春風さんの歌を聞き、楽しみにしていました。運営サークルで皆さんの話をうかがい、スペイン内戦についての内戦が身につき、別の意味の期待もふくらみ、例会を待ちました。当日は、本当に興奮しました。場面・場面で、びっくりの連続。特に奥さんの衣装で、マノーロの友人のよっぱらいをした時が、圧巻でした。何の違和感もなく、２人のセリフが聞けました。又、いつの日か春風さんにお会いしたいです。　　　　　　　ことぶき

○　春風さんの２３役がとてもわかりやすくて、会場のふんいきが、とても良かった。運営サークルをして、作品の良さがとても理解できました。千秋楽に観劇できて、虹に入って良かった。　　　　　　　　　　アコード１


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